2020/11/17 14:58

▼ 焼き芋が恋しくなる季節

寒い日が続くと恋しくなるものの一つ、それが焼き芋ですよね。



焼き芋は結構古くから食べられており、日本にサツマイモが伝わったのが17世紀。18世紀前半には京都などで焼き芋が売られていたという記録があるようです。急速に広まったのが17世紀末ごろ。関東で焙烙(ほうろく)の上で焼かれた焼き芋が人気になり、おやつの定番となったようです。

焙烙というと、取っ手のついたほうじ茶を煎る道具という気がしてましたが、もとは平べったい素焼きの更にようなもので、焼き芋はその焙烙をかまどの上に置いて焼いたようです。


古の人もおやつとして食べた焼き芋、実はご自宅でも簡単に作れるんです。

焼き方は後ほどご紹介します。


▼ 焼き芋はもちろん、おいしいコーヒーやチャイ、そして焼き菓子も一緒に

焼き芋と一緒にほしいもの。心も身体もあたたまるミルクたっぷりのカフェオレやチャイ。

コーヒーは那須高原で人気の「コーヒースタンド PALKI(パルキ)」さんに、焼き芋に合う、そしてカフェオレにぴったりの豆を選んでいただきました。コーヒー豆の産地はエチオピア。香りがフルーティーで苦味がなく華やか。そしてカフェオレ向けに中煎りで。



チャイ用のスパイスは、那須高原のおいしいもの好きクリエーター「ふじもじ屋」さんのスペシャルブレンド。シナモンベースの甘い香りがチャイを引き立てます。焼きたての焼き芋にちょっとかけるだけで、焼き芋が上品なスイーツに早変わり。



※カフェオレに、チャイにと牛乳が必要ですが、今回は牛乳は一緒にお送りできません。サツマイモは低温に弱いから。牛乳と一緒に送る場合はクール便となるため、サツマイモが傷んでしまう可能性があります。また、チャイ用の紅茶も今回ははいっておりませんので、「牛乳」「紅茶」はご自身でご準備ください。おいしいチャイのいれ方も同封します。


冷え切った身体をあたためたいとき、温かい飲み物、焼きたての焼き芋、もうひとつなにか欲しい。そんな要望におこたえして、焼き菓子も一緒に準備しました。


▼ ひとつひとつ手作りで丁寧に焼き上げた焼き菓子セット

青と村(あおとむら)さんの、小さな工房で作られた焼き菓子はマルシェでも大人気。

大好きな人と一緒に食べたいお菓子。

幸せで優しい気持ちになれるお菓子。

今回はおしいもの便のために無理をお願いして「少しずついろいろ食べたいの・・よくばりさんのスペシャルクッキー詰め合わせ」をお送りします。


残念ながら現在は店舗営業を行っておりませんが、那須高原のマルシェで見かけたら是非手にとって見てください。


▼ おうちで簡単焼き芋の作り方

焼き芋って買ってくるものと思われているかもしれません。もちろんご自宅で焼く方もいらっしゃるかと思いますが、かんたんに作る方法をご紹介いたします。

簡単ではありますが、時間はかかりますことご了承ください。

用意するもの

・サツマイモ

・新聞紙

・アルミホイル

・オーブン、オーブントースター、もしくはグリル(魚焼き用でOK)


1,サツマイモをよく洗ってください。皮ごと食べるので。たわしをつかうと皮が向けてしまうので、手やスポンジで。

2,よくあらったサツマイモを新聞で包みます。サツマイモ1本につき、新聞紙1枚。厚手につつみましょう。



3,新聞でつつんだサツマイモを水で十分濡らします。表面だけでなく、内側もしっかり水が染み込むように、軽くもみながら。水が滴り落ちるくらい濡らしてください。水に濡ると新聞が破れやすくなるのでやさしく扱ってください。

※つつんだ新聞紙が薄すぎたり、水が十分に染み込んでないと、焦げる原因となります。

※写真向かって右が水で十分ぬらしたサツマイモ。とにかくたっぷり濡らしてください。




4,水がしたたるくらい、中まで十分染み込んだ新聞につつんださつまいもをアルミホイルに包みます。アルミホイルは厚巻きにしなくても大丈夫です。隙間がなければOKです。


5,オーブンなら180度で、グリルやオーブントースターなら中火程度で焼き始めます。

6,サツマイモの大きさにもよりますが、60分~90分!それ以上かかるかもしれません。

7、片面しか焼けないグリルなどの場合は、たまにひっくり返してください。

8,焼き上がりの判断は、指で押してみる、指でかるくつかんでみて、こんなに柔らかくなるの?というくらい柔らかくなるまで十分火を通してください。やけどに注意です。串をさしても多分わかりません。ある程度火が通れば串はスッとはいってしまいます。

9,これでもか、というくらい時間をかけて焼いて出来上がりです。

10,熱々の焼き芋を「やけどに注意」してお楽しみください。


左側の1本が90分焼いたもの。断面の真ん中付近に白い部分が若干残ってます。手で掴んだときは(やけど注意)十分柔らかいと思ったんですが、まだちょっと早かった。右の2本がさらに30分焼いたもの。全体的にとろとろに仕上がってます。


お好みですが、お送りする「シルクスィート」と「安納芋」はねっとりが特徴のサツマイモ。焦らず慌てず十分時間をかけて焼いてください。

※違う品種のサツマイモの場合、このようにとろとろねっとりにならない場合があります。


トロトロになった焼き芋、冷めてもおいしいです。まるでスイートポテト。

スプーンでかき出して、お皿に盛って、スパイスミックスをパラパラっと。




▼ 焼き芋で心も身体もほっこりと

時間はかかりますが、おうちでも簡単に焼き芋が作れます。

高原のおやつでは焼き芋向けの「シルクスイート」と「安納芋」そして、一緒に焼き菓子、コーヒー、チャイスパイスをお届けします。お好きな組み合わせで、極上のおやつの時間をお楽しみください。